いま旬な話題、自転車界のドーピングについてです。
今年のツール・ド・フランス総合優勝者でありながら、ドーピング検査で陽性判定が出たフロイド・ランディスがESPNのインタビューに答えていました。
ドーピングを否定する彼の目には曇りがないように思いますが、果たして真相は...。
私は無知な素人ですが、この問題がなんかとっても危険な方向に行こうとしているような気がしてなりません。だから書きます。
発端はランディスの体内から禁止薬物「テストステロン」という物質が検出されました。もともと人間はテストステロンを持っているので、なんか奇妙な話ですが、検出されたものは外部摂取のものだということです。
どうも解せないのはレースの期間中、彼は7回検査をして、その内の1回に陽性反応があったということ。不自然だ。
ひっかかったのが何回目の検査か不明ですが、それが7回目でなかった場合、なぜ他の日の測定値が下がるのか。体外に簡単に排出されるものであるなら、そんなもので本当にパフォーマンス向上効果があるのか。不自然だ。
テストステロンを調べてみると...男性ホルモンの一種。コレステロールが原料。摂取すると闘争的になったりするようですが、性欲を高めたりする作用もあるようです。そして常用しないと効果がない。不自然だ。
有力な選手が自分から摂取するだろうか。リスクを承知で。不自然だ。
なんかコンビニで売っているドリンク剤...ユンケルとかリポビタンDとか、あるいはレッドブルや赤まむしドリンクとかと変わらないような印象があります。
だいたいテストステロン自体、あるいはテストステロンが配合されている商品はいくらでも市販されてます。
以下は私の妄想です。
このようなスキャンダルで一番ダメージを受けるのは?
本人?チーム?家族?...違います。
チームをサポートしているスポンサー企業です。
だって企業イメージにドーピングがくっついたら最悪ですよね。損害は計り知れません。
なので、これはチームスポンサーのフォナック(補聴器メーカー)の不利益を望む何者かが、なんらかの方法でランディスに飲ませたという方が自然と考えます。案外一番つじつまが合う真相...だったら面白いですが。
最初の方に書いた「危険な方向」というのは、この検査の結果をほとんどの人がクロとして見ていること。
そもそもドーピング検査をしている機関は本当に信用できるのでしょうか。サンプルの保管方法だって、どうなっているんでしょうか。たとえば採取したサンプルを持った人間が一人で通路を歩いて移動しただけで、それは信用できる物といえるのか。ドーピングの定義ですが、商品として売られているもの...カゼ薬など...を摂取したら違反になるという事自体、人間性を無視していると思います。欧州ではドーピングは犯罪になるそうですが、そうなり得る成分配合の商品の販売が認められているのはまったく相反する事です。その辺を納得させてほしいもんです。
権威...いまの時代、簡単にこの言葉を信じていると、大変な目に遭うような気がしてならないです。
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