(c) Miami Dolphins Ltd., Inc.
昨シーズン、我がマイアミ・ドルフィンズは波に乗れず6勝10敗。まさかのAFCイースト最下位。
移籍してきた大物QBクォーターバック、ダンテ・カルペッパーが期待はずれで、彼ひとりが非難されていました。
プレシーズンでは良かったのですが、前年の大怪我が完治してなかったんでしょう。
それにかわいそうなことに、シーズン開幕後しばらくOLオフェンスラインがザルのような状態。
ディフェンスのプレッシャーが凄くて、パス投げるどlころではなっかったような。
そしてそのうち故障。ニック・セイバンHCとの確執も取りざたされました。
シーズン終了後、セイバンは高額なギャラに目が眩んだか、アラバマ大のHCに就任。
ルイジアナ州立大を全米大学王者にしたHCですが、プロと大学では違うんでしょうね。
過去何人も大学の大物HCがNFLで同じような失敗をしています。
後任は前サンディエゴ・チャージャースの攻撃コーディネーター、キャム・キャメロン。
超攻撃的なプレイコールをするらしいので楽しみにしていますが、昨年のレギュラー選手がどんどんカットされたり、FAで流失しています。なんだかとっても心配。
そして先週末、オフシーズン最大のイベント、ドラフトが行われました。
マイアミは全体9番目。
補強ポイントはたくさんあります。OL、DLディフェンスライン、WRワイドレシーバー、そしてQB。
NFLのオフィシャルサイトでは数人のアナリストがノートルダム大のQBブレイディ・クインを予想。
クインはすでに将来の殿堂入り候補...などと言われている逸材。9位まで残っているか疑問ですが、とりあえずオフィシャルサイトの速報で見守ることに。日本時間、日曜の早朝です。
アメフトは野球と違い、各ポジションが専門の職人のようなものです。そのポジションによって選手の体格も全然違います。いい選手が残っていても、チームにとって必要なければ普通指名しません。指名権は貴重なのです。
今年はQBを第一補強ポイントにしていたチームがあまりなく、マイアミの順番になってもクインは残っていました。しかし...。
マイアミが指名したのは、オハイオ州立大のWRテッド・ジン・ジュニア(写真右)。
うーん、ちょっとがっかり。ドラフト会場でもクインを回避した時はブーイングだったそうです。
この時点で考えたのは、マイアミ2年目のマーカス・ヴィック...登録はWRだけれども、大学ではQBでプレー...を起用するのかなと考えていました。お兄さんはアトランタの正QBだし。
しかし2順でブリガムヤング大のQBジョン・べック(写真左)を指名。
その後、トレードで獲得した指名権を行使、実に10名を指名しました。(OL2人、DL2人、RB2人、LB、P)
さて、1位のジンですが、プロフィールを見るとパントリターンTDが6度もあります。こりゃあ楽しみだ。恐怖のリターナーとして期待できそうです。
マイアミはダン・マリーノ以降、オフェンスに華がないチームなのでぜひ魅せる選手になってほしい。でも華奢な感じなので怪我が心配。
ファンとして思い出すのは、サマーキャンプで大怪我をした97年の1位WRイェティル・グリーン。あれは本当に残念だった。二の舞だけはならないでほしいです。
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