いま4日の午前中です。
これからこの記事を書き始めます。
さっきまでNTV「スッキリ!!」を観てました...延友陽子サン、最近のお気になので何気なくテレビつけてます。
たまたまなんですが「動物管理センター」の取材をやってました。
あ~何から書いたらいいのか分からないほど脱力してしまった。
ぶっちゃけ泣いたんですが、そのあと激しく怒りました。
なのでアタマ冷やして、時間かけながら書こう。
前も書きましたが、保健所や動物管理センターにいる犬猫の処分...というか虐殺...の実態はあまり一般には知られていません。
自分だって実際に行って見たわけではありません。
放送では収容された犬猫が施設で殺処分されるプロセスを紹介していました。
余命5日。
収容部屋の可動壁を動かして1日ずつ場所を移動します。
処分される5日目の朝、ドリームボックスという素敵な名前のガス室に追い込まれて最期を迎えます。
炭酸ガスによる窒息死。
モザイクがかかっているとはいえ、このシーンはキツイです。
これは「安楽死」ではありません。
みんな苦しみながら死んでいくのです。
昨年動物愛護法が改正されましたが、この殺処分自体が動物虐待ではないのかな。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/index.html
病気でもう動けない老犬が持ち込まれました。
あと何日もつかという感じです...なんで看取ってあげないんでしょうか。
せめて腕の中で安楽死、とは考えないんでしょうか。
処分の日、ドリームボックスに職員が抱えて連れていきました。
もう動けないのに最後の力を振り絞って手足をばたばたしていました。
職員の訛りから推測すると九州の施設でしょうか。
彼らも精神的ストレスがたまっているようです。
ガス室のボタンを飼い主に押してほしいと言っていました。
ここまでが「泣きの部」。
そして「激怒の部」スタート。
取材中、子猫の処分にきた親子(五十代ぐらいの父・三十代ぐらいの母・小学生ぐらいの子供二人)がいました。
2カ月前に子供が拾ってきたが、もう飼えなくなったと。
以降、私は絶句...
父親が言った飼えない理由
「今度、海に旅行に行くので飼えない」(取材は夏休み中)
「子供に旅行に行くか、旅行をやめて猫を飼うか、どっちがいいか聞いたら海に行きたいと言ったから」
「旅行も猫も、というわけにはいかない」
母親はまるでペットホテルに預けるような口調で
「まだ1歳にもなってないのよ~」と言いながら職員に猫を渡した。
そしてその母親は
「子供たちは猫を飼うことでやさしい子になった」
「いつか機会があったらここで猫を引き取って飼いたい」
施設から帰るとき、なぜか母親と子供たちが泣いていた。
...突っ込みどころありすぎです。
この親はもうどうしようもない。
しかし命に対するモラルが欠落しているこの子供たちもロクな人間にならないだろう。
君たちはこの先、自覚のないまま他人や動物を傷つける。
無事に大人になって、結婚して子供ができて親になったとしても、きっと子供を虐待する。
かわいそうに。
でも君たちのお父さん、お母さんがとっても大切なこと...
「生き物とぬいぐるみの違い」
...を教えてくれなかったんだから仕方ないよね。
少しだけ救われたこと。
平日・午前中の放送にもかかわらず、反響があったようです。
某スレでの書き込みが、あっという間に1000件突破。そのほとんどが、“悲鳴”でした。
こういう報道がもっとされればいいのに。
「志村どうぶつ園」とか「どうぶつ奇想天外」とか。
「きょうのわんこ」は毎日、管理センターの犬を紹介すればいい。
引き取り手が殺到するでしょう。
小学校の授業でだって教育の一環でやりゃあいいじゃないか。
最近、いつも見ている預かりさんたちのブログのそれぞれに、管理センターのリポートや無責任な飼い主、虐待された犬猫のことが書いてあり、やるせない気分でいます。
知らないままでいるのは幸せなことかもしれない。
でも日本はこのままでいいんでしょうか。
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写真3枚はネブの子供たちです。
ネブにそっくりな子もいますね。
9月に行われた里親譲渡会では、みんな人気だったようです。
ただその後、引き取り手が決まったかどうかは分かりません。
余裕があれば、一頭ぐらい面倒をみたかったのですが...。
ネブの子供たち、みんなが幸せでありますように。
もし里親さんになってくれた人がいるなら、キーワードを残しておきますので見つけてほしい。
子犬のお母さんはここにいますよ!
9月9日
大牟田市動物管理センター
大牟田市動物園
延命動物園
ふれあい広場
里親譲渡会
6頭の子犬
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