あまり時事ネタに深入りしないようにしていますが、やはり衝撃が大きいので。
秋葉原無差別殺傷事件。
犯人の両親が報道陣の前で謝罪していました。
父親の声が若いと思っていたら私と大して変わらない年齢。
人生はまだまだ長い。
どうか変なことを考えないでほしい。
テレビで事件が報道されるたび、気分が重くなり、また考えさせられることも一杯あります。
犯人はなんでそんなに怒っていたのか?
格差社会、余計な規制緩和、改革という改悪、派遣社員の未来、他人に迷惑をかける人たち…。
事件に巻き込まれる、被害者になるって決して他人事ではないと思っています。
実は昨年、事件にはなりませんでしたが、もう少しでニュースになってもおかしくない事に遭遇しました。
奥さんと砂銀に買い物に行ったある雨の日のこと。
彼女が買うものがあるというのでコンビニに入っていきました。
私は外で待っていましたが、突然ホームレス風の男が店に入るや、あろうことかレジにいた奥さんに向って傘を振りかざしました。
その瞬間、私は店の中に飛び込み…。
私たちは特別ではありませんし、その時だって決して目立った存在ではなかったはずです。
ホント、たまたまそこにいただけです。
事件に巻き込まれ亡くなった被害者と一緒に歩いていて、奇跡的に助かった友人という方が書いた日記です。リンクフリーなので引用させてもらいます。
今日は空の境界を観たあと秋葉原にいった。
・・・最悪だった。
今日は人生で、生涯で一番最悪な日だろう。
僕は大切な人を二人失いました。
大学の友達・・・
こんなにもあっさりと・・・
今日は行くあてもなく適当に歩いていた。
緑信号の横断歩道。
いつも通りのグダグダな雑談。
どこにでもある平和で普通な話。
思い出すと涙が止まらない。
・・・トラックが自分らに猛スピードで突っ込んできた。
・・・ほんの一瞬だった。
隣にいた友達と俺はぎりぎりでよけて腰の打撲だけで済んだ。
本当に死線だった。
すぐ振り返った。
後ろにいた友達二人が・・・いない。
ゾッとした。
震えがとまらなかった。
その直後発せられた「逃げろ!」
ナイフを持った男?通り魔?
意味がわからなかった。
直後ひかれた友達にすぐさま駆け寄った。
・・・立ち尽くした。
素人でも分かる、重体。
自分はなにもできなくて
ただ大声で、何度も何度もそいつの名前を呼んだ。
やがて応急処置の知識のある人達があつまりだした。
・・・すごいなと思った、半面、情けない。
そんな中
回りを見回すと
カメラ、携帯、カメラ、携帯・・・
なんなんだよお前ら、馬鹿ばっか・・・
カメラぶっ壊してやろうかと、携帯逆折りしてやろうかと
そう思った。
「不謹慎です、やめてください!」
とりあえずやめさせようとした
無視された。
嫌な顔もされた。
・・・なんで?
悔しくて涙が止まらなかった。
その後救急隊が到着した。
・・・と、すぐに口から出た言葉。
「この子は"黒"だから搬送は後だな」
二人の身体に告げられた。
黒・・・馬鹿でもわかる、イメージできる。
白より、嫌な色。
重体なら先に助けてよ。
こんなに血が、意識もなくて・・・
可能性があるほうから・・・
わかってる。
そのほうが賢明だってことくらい
・・・ただ悔しかった。
俺と軽症の一人が
一人づつ付き添いで
病院にいくことになった。
なのに
事情調査、事情調査、事情調査
名前は?住所は?生年月日は?電話番号は?状況は?
同じ質問を何度も何度も何度もされた。
その間友達は運ばれてしまった。
「彼の友達なんです、連れていってくださいっ!!」
「混雑してるから無理だね」
何度も懇願した
あげく
「手術室には入れないし、行っても・・・意味ないよ?」
意味・・・いらない
最期かもしれないんだ、孤独なんてかわいそうすぎる。
結局、なにもできず、別の病院に搬送された。
俺はただの打撲、レントゲンとって湿布はって終わり。
待合室で電話がきた。
双子から。
友達が一人亡くなった・・・。
ボロ泣きだった。
その後病院を出た後。
事故にあった友達の携帯を
自分が預かっていた。
その携帯が鳴った。
・・・友達の親だった。
「中山君?あのね、○○・・・死んじゃった・・・。」
号泣でいわれた。
涙が止まらない。
ぷよぷよで俺涙目にするんじゃなかったのか?
ギルティー今日どっちが強いか決めるんじゃなかったのか?
くだらないけど、叶わない夢。
今後永遠に。
神様・・・僕らが何をしたの?
運命だから?
そんなの残酷すぎる・・・
明日・・・当たり前の日常が消えている
怖い・・・
犯人・・・ネット上で予告してたらしい
人を殺すために来た?
アホか
死ねよ・・・カス・・・
「心の無い人」がたくさん歩いていそうだから。
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