ネブを病院へ連れて行きましたが、まず先生からの提案でフィラリアの成虫の数を調べるためにエコー検査を行うことにしました。
数が多いと治療薬の連続投与は危険なのでできません。血管が大量の虫の死骸で詰まってしまうので。
今日は治療薬を投与しますが、虫が多い場合はひと月後(虫の数が減ったあと)にあらためて入院して治療します。
夕方再び病院へ行ってエコーの結果を聞きました。
数は多くはありませんが、少なくもないので大事をとってひと月、空けることに。
慎重すぎて悪いことはないと思いますが、やはりフィラリアの治療薬は一度の注射でもかなり負担になっているみたい。
ネブ、帰ってきてからぐったり寝ています。
たまたま朝イチの仕事が入ったので実家に泊まろう。
経過観察で病院へ行って、状態がよければワクチンを受けることになると思います。
ネブのこと、少しずつわかってきました。
(私以外の)おじさんと大きい犬が苦手みたい。
おととい、キキが会いにきてくれた時に唸りました。
初めてみせた警戒モード、全然素振りがなかったのでびっくりです。
野良暮らしで子犬を育てながらいろいろ怖い思いをしたのかもしれない。
夕べもアシュカジュで晩ごはんを食べていた時にキキが来ましたが、相変わらずガルガルいってます。
少し時間がたって落ち着きましたが、私がキキを撫でると間に割り込んで吠えました。
やきもちというより、私を取られたくないみたいに感じます。
うーん、嬉しいんだけどみんなと仲良くしてほしいなぁ。
まぁ少し時間をかけていけばなんとかなると思います。
キキ、ちょっとかわいそう。本当にいい子なんです。
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午前中、動物病院からネブのフィラリア治療の薬が揃ったと連絡をもらいました。
きょうは休診日です。
オープン当初から「いい先生らしい」と聞いていたんですが、なるほど～こういうところなんですねぇ。
明日からネブ、入院です。
羽田で初めて対面したときよりだいぶ表情豊かになりました。
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今年、実家の並び100メートルぐらいの場所に動物病院ができたんですが、ネブの健康診断できのう初めて行ってみました。
診察室が広くて、先生も若くて感じいい人。
なによりもとっても便利な場所なのでありがたい。
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血液検査の結果、フィラリア陽性。
保護される犬には、人間に飼われたことのない「野良犬」と、飼われたことのある「捨て犬」とに分けられます。
ネブはコマンドを全然理解しないので、野良犬出身だと思いますが、この手の犬はほとんどフィラリア陽性です。
これは想定していたことなので、最優先で治療することに。
注射を2本、日にちを空けて打ちますがその間、絶対に安静にしてなければならず、また少しリスクがある治療なので、１週間ほど入院させることにします。薬の準備が出来次第ですが。
東京都内ではフィラリアになる犬はほとんどいないので、治療薬はあまりないそうです。
来たばかりでかわいそうですが、長ーい将来のことを考えると我慢しないとね。
ほかにもやることはたくさん。ワクチン、狂犬病予防、避妊手術、マイクロチップ...etc
ネブは何歳ぐらいか先生に質問したところ、乳首の状態から判断して数回出産した形跡があるのと、歯石があるので、おそらく3～4歳だと言われました。
まぁ何歳かは全然関係ないので、3歳ということにしよう。
8月2日に運命が決まったわけだから2004年8月2日生まれ。
その日から始まる有名なお祭りから名前をつけました。
日曜日はお客様がたくさん来ました。
午後から昔、新聞つくっていたころの同僚というか友人。
チカちゃん、コズちゃん。そして私とは初対面になるコズちゃんのだんなさん。
いまもみんな築地村で頑張っています。
うちの奥さんの誕生日が近かったこともあり、パーティーモードで楽しい話で盛り上がりました。
ちょっと飲みすぎた。一番最初にダウンしました。
実は午前中に羽田空港までお迎えに行ったもんで疲れていたかも。
だれを迎えに行ったのかと言うと...
ハジメマシテ
そうです、前に書いた福岡で保護された、捕獲されたあの母犬。
もっと早く受け入れるつもりでしたが、旅行の予定が入っていまして、ペットホテルに預けようと思ったんですが、初めてのワクチン後２週間以上経っていない犬は預かってもらえないのが発覚。
無理を言ってボランティアさんに延ばしてもらいました。
ただボランティアさんも手一杯。保護しなければ処分されてしまう犬はたくさんいます。この子は行き先が決まっているので2日前まで動物管理センターにいたようです。
当日はなるべく早い時間に送ってほしいと要望を出したところ、始発便に乗せてもらいました。
お迎えといっても、空港の旅客ターミナルではなく、貨物地区というエリアで受け取ります。
普通の人はまず行かないような場所で、迷わないようにネットで調べてシミュレーションしましたが、やっぱり迷いました。
やっと見つけて、ゲートで身分証明書を提示して入場。受付に行くと、すぐ横にいました。
第一印象、ガリガリに痩せてるなぁ。
ミルクを与えていた仔犬を引き離してだいぶ日にちが経つのに、なんで?
どうやら動物管理センターで、えさを最低限に抑えられていたようです。
施設内で暴れないように...
なんという悲しい現実。
でも想像していたよりずっと美人さん。
名前を「ネブ」にしました。
ウチに連れて帰って、早速ごはんを。
前の晩に鳥のレバーを煮たんだ。
夢中で食べてくれました。
いっぱい食べて太るのだよ、ネブ。
最初は引きこもるかなぁと思っていましたが、人間を怖がらないので、室内フリーに。
友人たちも犬好きだったので名前を呼んでいっぱいなでてくれました。嬉しかったです。
特にチカちゃんは初代のケイトを迎えた日にもウチにいたんです。
犬を連れてやってくる幸運のオンナ、すごいです。
みんなありがとう。
またwanのことが多くなる予感。
ずいぶん前...joがくる前かもしれない...犬の雑誌を見ていたら里親譲渡会のリポート記事が載っていました。
たしか同じ区内の木場公園でのイベントだったと記憶しています。
そのなかに片脚のない成犬を引き取った初老の夫婦がいたんですが、インタビューでこう言っていました。
「仔犬や健康な犬は引き取られる可能性があるが、この子にはおそらく誰からも声がかからないと思うから」
そして「脚が1本ないことなんて、迎えるうえでまったく問題ない」とも。
私はこの記事の夫婦の言ったことが忘れられない。
見ず知らずの他人ですが、いまだにある意味、心の先生と思っています。
