ツール・ド・フランスってあまり好きじゃない。
2年前、初めてツールを見ていた時のこと。どのステージか覚えてませんが、山岳ステージでのひとりの観客のとった行為が許せないんです。
コースは観客であふれて、道が見えないぐらい。テレビで観てる自分がハラハラするほど選手たちスレスレで応援していました。
あーすごいなぁ、これが世界最高峰の自転車レースかぁ...と興奮気味に観ていましたが、そんな時ソレは起こりました。
観客のオッサンがなんとマイヨジョーヌを着たランス・アームストロングにツバを吐いたんです。一瞬の出来事だったのですが、絶対見間違えじゃない。
強すぎるっていう理由...かどうか分かりませんが、ランスはフランスでいろいろと批判...それもおかしな事だけど...されていました。でもまさかそんな事する人がいるなんて。一気にシラケたというか、醒めました。
私は相手にツバ吐くっていう行為、大嫌いなんですよ。それもスポーツの場で。
こんな事もありました。NHK衛星放送が始まったばかりの時に観ていたサッカーワールドカップ・イタリア大会。
オランダのライカールトがドイツのフェラーにツバを吐いたんです。私がサッカーを好きじゃなくなった瞬間です。
二人ともスーパースターでした。少なくとも自分の中では...。だからものすごいショック。
解説者で唯一ツールを走った日本人・今中大介氏が「ツールはみんなピリピリしている」ってよく言います。
そんなツール・ド・フランスの異様な雰囲気が、オッサンにツバを吐かせたんではないでしょうか。
やっぱり自分はツールよりジロの方が好きだし、これはこれからも変わらないと思います。
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