あまり書きたくなかったんですが、NFLの話し。
わがマイアミ・ドルフィンズ、開幕から絶望の6連敗。
何が悪いんだろうと考える。
明らかにフロント、というかGMのランディ・ミューラーが悪だろう。
今年カンザスシティーから迎えたQBトレント・グリーン。
しかしその彼がインターセプト連発。あげくにヒューストン戦でタックルにいった時に相手DLの膝がもろに頭に入り脳震盪で病院送り。
昨年脳震盪でほとんど休んでいたグリーンを迎えたのは誰?
キャンプ中には昨シーズン高額契約で迎えたQBダンテ・カルペッパーを、膝の調子に疑問があるという理由で解雇。
そのカルペッパーが移籍したオークランド戦、マイアミはホームで大敗。
膝が悪いはずのカルペッパー。自らのランで3TD。パスで2TD。
TD後、盛んに膝完治のパフォーマンスをしていました。
そして本日大変悲しいニュースが。
芸術的なキャッチをするWRのクリス・チェンバース(写真)がサンディエゴへトレード。
しかも見返りが来年のドラフト2順指名権...はぁ?
プロボウラーで生え抜きの人気者チェンバースの価値が2順とは...。
29歳とはいえ、あと3年はリーグトップクラスのレシーバーでしょ。
なんという大損。バッカじゃねーの?
だいたい1勝もできないチームがなんで来年の指名権必要なの?
しかも2順...しつこい?
名将ドン・シュラとスーパースターQBダン・マリーノがチームを去ってからマイアミは毎年のように中途半端な補強ばかり。
すぐドラフト権と引き換えに高額サラリーのベテランをトレードで獲る。
1順指名権がない年もたくさんあったなぁ...と思って調べたらここ10年で1順指名権を譲ったのが1998、1999、2000、2002、2003年...って5回もある!
NFLはサラリーキャップ制。
簡単にいうと選手の年俸の合計額に上限があり、どのチームも同じ。
しかもどんぶり勘定なので、その額の範囲内でやりくりしなければなりません。チームが強くなるとどうしても選手の年俸は高額になります。チームとしては戦力維持のためになんとか引き止めたいのですが、ルールに従ってやむを得ず高額サラリーのベテランはカットしなければなりません。
ドラフトもウェーバー制。成績の悪かったチームから指名が始まります。
これらは戦力が偏らないための配慮です。
まぁやり方にもよりますが、ひと昔前は「お荷物」なんていわれていたチームがスーパーボウルを勝ったりするのは不思議でもなんでもないことなのです。
だからファンも定着するわけです。
マイアミも、もっと将来を見据えて計画的にチーム作りをしてほしい。
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GMランディ・ミューラーが今年シーズン開幕前にやらなければいけなかったこと。
・QBカルペッパーの身体と精神面のケア。
・ドラフト1順でノートルダム大のQBクインの指名。
結果論ですが、これがベストだったんではないでしょうか。
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LSUでカレッジ全米王者になったこともある前マイアミHC、ニック・セイバンがチームから逃げ出したのも何かチーム内の見えないところで問題...せっかちなオーナーとか...があるのかな。
クリス、元気でね~。
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