久々にNFLの話し。
わがマイアミ・ドルフィンズの2007シーズンは1勝15敗という球団史上最悪の成績でした。私も書くことがなかったです。どうせなら裏パーすればよかったのに。
開幕後すぐにスターターQBグリーン、RBブラウン、LBトーマスらチームの顔が怪我でシーズンエンド。その後も離脱者続出で攻守穴だらけでした。
けが人が多かったのもありますが、それよりも根本的にフロントのチームづくりの無能さが大きな原因です。もともとディフェンスがいいチームだから、オフェンスコーディネーターをヘッドコーチに置けばいいさ...このような安易な考え方は一番危険です。
オーナーも身売りを考えたようですが、昨年末ビッグニュースが。
偉大なヘッドコーチ、「ビッグツナ」ことビル・パーセルズが突然フロント入り。私も驚きました。
副代表というポジションですが、実質的にパーセルズがチームづくりの実権を持っているのは明らか。そうでないとチーム入りする意味ないし。
すでにヘッドコーチ、フロントを総入れ替え。今後はトレード、FA、それに全体1位ドラフト指名権で来シーズンのロースターはがらりと変わるかも。すごい楽しみです。
NFL2007シーズンはこの前の日曜日にスーパーボウルが行われて公式戦全日程終了。
「ペイトリオッツ14-17ジャイアンツ」
今シーズン、ニューイングランド・ペイトリオッツはスーパーボウル前まで18勝0敗(レギュラーシーズン16勝、プレーオフ2勝)。あと1勝で「パーフェクトシーズン」でした。
対戦相手はワイルドカードのニューヨーク・ジャイアンツ(10勝6敗)なので、戦前はニューイングランドが圧倒的に有利。2チーム目のパーフェクトシーズン達成は確実という下馬評でした。
NYのチームスタッツも平凡で、とてもスーパーボウルで勝つようなチームには思えません。
実はレギュラーシーズン最終戦でこの2チームはNYのホームで対戦しています。
接戦でしたが、38-35でニューイングランドが勝利。
しかしこのゲームでNYのQBイライ・マニングは何かきっかけをつかんだようで、その後プレーオフからスーパーボウルまで4連勝。大一番で勝負強く、スーパーボウルではMVPに。
レギュラーシーズンのQBレーティング74.0だったのがポストシーズンに入ると別人のような活躍で95.7にはね上がりました。
すごい昔ですが、マイアミはパーフェクトシーズン(17勝)でスーパーボウルを勝った唯一のNFLチームです。(画像©MIAMI DOLPHINS/ESPN)
1972年、当時はレギュラーシーズン14試合、ポストシーズン3試合。試合数が少ないとはいえ、パーフェクトシーズンのチームはマイアミ・ドルフィンズだけであるのに変わりありません。
スーパーボウル終了後、ニューイングランド敗戦を受けて、マイアミではファンやOBが大喜び。
こんな映像もありました。いつ撮ったんだろう。
イライ・マニングからの贈り物。笑いました。
懐かしいメンバーですが、ちょっとやり過ぎ?
本音をいうと、ニューイングランドに勝ってほしかった。
新しいドルフィンズの歴史がこれから始まります。いつまでも過去の栄光にしがみついている場合ではないと思うし。
まぁいいか、マイアミの未来は明るいことだし。やっとオーナーも正しい進むべき道を見つけたような気がします。
今回のスーパーボウル出場のNYジャイアンツ、ニューイングランド、そしてダラスと、次々にチームを立て直したビル・パーセルズの手腕に期待です。