帰国子女、かなり手強い

アメリカから個人輸入しました自転車です。

「3RENSHO」

三連勝...名前から分かると思いますがメイド・イン・ジャパン。
ケイリンの世界では有名ですが、このメーカーはもうありません。

観賞用バイクに3RENSHOのピストを探していましたが、珍しいエメラルドグリーンのフレームと、メカが昔のカンパなので決めました。
アメリカにはこういうコレクターがほんと多くって、ネットで探すと楽しいです。
彼もほとんど乗っていないようで、20年以上前の自転車とは思えないくらいコンディションはいいです。

木場のサイクルショップヨシダさんに持ち込んで軽くレストアしてもらっていましたが、昨日組みあがりました。

ちょっと乗ってみましたが、現在のメカと同じようにブレーキブラケットを握りながらレバーを引いてもブレーキが利きません。
止まるためには下ハン持って指先でレバー引かないと。
まぁ観賞用なのでいいのです。

小学生のころ、「サイクル野郎」というマンガが好きで、よく読んでいました。もう最後どうなったか完全に忘れていますが、少年が仲間と自転車で日本一周するっていう話しだったと思います。

当時は今で言う「デコチャリ」(ストップランプやウインカーが付いてデコトラみたいだった)が流行っていて、少年漫画誌のカラー広告には憧れのマシンがたくさん載っていました。

周りの友達はみんな持っていたのに、なぜか自分だけ買ってもらえず…そんな貧乏じゃなかったけれども…遊び場の移動のときはいつもひとりだけマラソンでした。
その時の反動で、いまは自転車マニアみたいになっちゃったんだと思います。
当時のデコチャリの変速機は、オートマ車のレバーみたいなものがトップチューブにあり、それがまたカッコよかった。

そんな時代でしたが、友達の中には違いが分かるというか、ちょっと大人っぽい子がいまして、その子の自転車の変速機はダブルレバーだったんです。
たまに貸してもらったりすると、この「大人メカ」にしびれてね、もう有頂天。どこまでも行ける気がしました。
現在、新車にダブルレバーがついているロードレーサーはほとんどありません。

数十年の時を経て私の元にきたダブルレバー。
これからも磨きますよぉ。