朝、冷たい雨が降っていた。
ふと思い出すあの「黒い犬」のこと。
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3度目の登場です。映画「Sweet Rain 死神の精度」。
実は公開初日に観に行きました。
内容は...まぁ置いといて、富司純子サンよかったです。
某掲示板をみていると、この映画に出てきた「黒い犬」を“カワイイ”と感じている人も多いようです。
しかしフラットコーテッドの飼い主や、飼った経験がある人ならほとんど全員が気づいていると思います。
それはこの「黒い犬」が高齢だろうということ。
フラットコーテッドは“ハイパー”と表現されるぐらいテンションが高く陽気。訓練されているとはいえ、歩き方はどう見ても老犬です。
ただでさえフラットコーテッドは短命です。本質というのはすぐ近くにあっても気づかないものです。
金城武が扮する死神が登場するときは雨。
死神は傘をさしていたけれども相棒の「黒い犬」はズブ濡れ。
一般的にレトリーバーは水に入るのが好きです。しかしそれと「雨に濡れる」というのは全然違います。
ウチのjoは雨の日に外に行くのは嫌いでした。トイレが外だったので、終わると一目散に帰って来ましたし。
現にこの「黒い犬」の飼い主である動物プロダクションの人は雨に打たれるシーンに苦労したと書いています。
「雨の日に散歩に行くことはないですから」(プログラムから抜粋)
フィルムに雨を写すのって大変だと思うんです。かなり土砂降りにしないと雨が認識できません。
名作「雨に唄えば」は、雨を表現するために水にミルクを混ぜていたのは有名な話しです。
人工的に作った強い雨の下、あの高齢な「黒い犬」がじっとして(耐えて)いる。
「がんばったね、いいコだね」って言いますか?
それは人間のエゴ。
私には痛々しく気の毒に見えました。しばらく雨が降ると思い出すでしょう。
高齢犬にはかなりなストレスだった...かもしれない。
撮影をこなしていたわけだし、悪性腫瘍はちょっと考えにくい。てことは...。
「死因と因果関係が?」
「これって虐待じゃないの?」...なんて詮索する人、きっといるでしょうね。
なぜか「黒い犬」の死について公式に語られていません。
以上、私の妄想でした。
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